第2回全日本素人そば打ち名人大会

2018年11月10日(土)福井駅西口「ハピリン」において、第23回目となる「全日本素人そば打ち名人大会」が開催されます。全国14都道府県18会場で予選が開催される、全国唯一のそば打ち大会です。
昨年は、のべ463名の方に予選に出場いただき、戦いを勝ち抜いた52名が決勝大会に臨みました。


午前10時、ハピリン1階の特設ステージに選手が勢ぞろいし、穏やかな陽光のなか開会式が始まりました。
主催者、来賓、審査委委員長らのあいさつの後、第21回代名人の岸本名人からトロフィーの返還が行われます。

最後に、選手を代表して奈良県の北本恭一さんが宣誓を行い、本大会での健闘を誓いました。


続いて、競技の開始です。競技は3階のハピリンホールに会場を移して行われました。初めての会場でしたが、これまでの会場とは違う厳粛な雰囲気でした。
ここで1グループにつき13名、計4グループに分かれてそば打ちを行います。そばは、福井県在来種そば粉800g、つなぎ(小麦粉)200gの1kg打ち、制限時間は30分です。

最初の工程は「水回し」。あまり目立ちませんが大変重要な行程です。ここでいかに均一にそば粉に水を回せるかによりその後の出来が左右されます。
慎重に、かつ、素早く、集中して取り組んでいます。

続いては「こね」です。こね鉢のなかで形を整えながらこねあげます。
生地のなかの空気を抜くように丁寧にこね、最終的に円盤状に仕上げます。

今回の会場、ハピリンの目玉は屋外に設置された大型ビジョンです。選手たちのそば打ちの様子を、臨場感たっぷりに、多くのお客様に観ていただくことができます。
ビジョンの映像を観て会場まで駆けつけてくれた方もたくさんいました!

次の工程は「のし」です。そば打ちの花形と言ってもよい工程です。
複数の麺棒を使いながら、広く、薄く、均等にのばしていきます。破れなど、ミスが出やすいのもこの工程です。
均一な美しい形にのばすのは難しく、大変な技術が必要です。

最後は「切り」の工程です。麺の太さが均一になるように集中力が必要です。
しかし、ここまでくると集中力が切れたり、時間が気になってしまったりしてミスが出ることが多いです。
皆さん、最後まで集中して頑張ってください!

以上で、そば打ちの工程は終了です!選手の皆さん、お疲れ様でした!

なお、本大会は、単に技術だけではなく、衛生面、服装、そば打ちに対する意気込み・気迫なども採点上重視しています。
技術を高めるだけでなく精神面も、すなわち、「心・技・体」を併せて鍛える必要があります。ここがそば打ちの奥深いところです。

その後、エキシビションとして高校生がそば打ちを披露し、会場は大いに盛り上がりました。(高校生そば打ちの様子はこちらで紹介しています。)


午後3時半、競技が全て終了し、大会の締めくくりとなる表彰式が始まりました。
今年で22回目となる本大会ですが、やはりこのときが一番ドキドキします。第22代の名人は誰のもとに輝くのか、選手の皆さんも緊張している様子です。

鵜飼審査委員長の総評の後、7名の審査委員による厳正な審査の結果決定した入賞者が順に表彰されていきます。なお、今回の大会では、入賞された方に副賞として福井のおいしいブランド農林水産物をプレゼントしました。

そして、ついに名人の名前が読み上げられます。。。

第22代そば打ち名人は、 千葉県 川野辺 豊子 さん に決定しました!
川野辺新名人には、「名人位」認定証、福井県知事賞、さらに副賞として越前ガニセットが授与されました。

昨年に引き続き女流名人が誕生し、当大会では史上4人目となります。また、初の千葉県からの名人誕生となります。
関東・北関東は名人の輩出が多いエリアですが、川野辺名人の誕生により、そこに千葉県が加わったことになります。本大会に歴史に、また新たな1ページが加わりました!
また、今年は地元福井からも入賞者を輩出することができました。さらなるレベルアップに向けて頑張ってほしいと思います。

川野辺新名人、そして準名人以下入賞者の皆さん、このたびはおめでとうございました!そして、惜しくも入賞はならずとも、全力で本大会に臨んでくださった参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。

是非、次回の大会では入賞を目指して、また一年間技術に磨きをかけていただければと思います。
次回大会も熱い戦いが繰り広げられることを期待しております。


<第22回全日本素人そば打ち名人大会 入賞者>

名 人   川野辺 豊子 (かわのべ とよこ) 千葉県
準名人  仲山 徹 (なかやま とおる) 茨城県
準名人  林 牧子 (はやし まきこ) 石川県
優秀賞  前田 幸彦 (まえだ ゆきひこ) 京都府
優秀賞  根本 森夫 (ねもと もりお) 茨城県
優秀賞  渡辺 耕太 (わたなべ こうた) 北海道
努力賞  松本 文男 (まつもと ふみお) 北海道
努力賞  加地 幸子 (かじ さちこ) 北海道
努力賞  北本 恭一 (きたもと きょういち) 奈良県
努力賞  根本 幸恵 (ねもと さちえ) 福井県