先日、福井のそばの魅力を学ぶための「福井そばブランド研修会」を開催しました。
約60人の参加者が集まり、会場は熱気に包まれていました!福井の皆さんのそばに対する関心の高さが伺えます。
研修会第一部はセミナーです。
「実需者から見た福井そばの特徴と課題」というテーマで、玄そば卸業者の㈱新糧 駒板茂樹様と、そば製粉業者で全国蕎麦製粉協同組合理事長の㈲黒子商事 黒子恭伸様にご講演頂きました。
お二人とも福井のそばを非常に高く評価してくださっていて、特に福井在来の小粒は、味が濃く大変いい品と絶賛して下さいました!
一方で、小粒であるが故に扱える業者に限りがあること、出荷系統が一つで無いので品質にばらつきがあることなどをご指摘頂きました。
現在の在来種は残したまま実需者のニーズに合うように選別をしっかり行う、品質を維持するため福井独自の出荷基準を定めるなどすると福井のそばはもっと良くなるとのことでした。
福井のそばの評価をさらに高めていくため、関係者が意識を統一して取り組んでいく必要があると感じました。
続いては、伝統食文化研究家の片山虎之介様より「そば産地福井の持つ力−他産地と比較して−」というお題で講演頂きました。
福井がそば産地として優れている理由として、①優れた在来種を作っていること、②そば食文化が定着していること、③そば好きのひとが多いこと、の3つを挙げてくださいました。
また、そのためか、福井のそば屋はどこに行ってもハズレが無く、どこも美味しい!と感嘆しておられました。
そば処・福井県は、日頃からそばを食べる県民の方々に支えられているということを再認識することができました。
このような県内の方々を大切にしつつ、さらに県外にも、この福井のそばの良さをもっと伝えていく活動を行っていきたいと思いました。
(第二部に続きます)