本日、ついに待ちに待った福井そばの一大イベント「ふくい新そばまつり」が開催されました。
外は一日あいにくの空模様でしたが、屋内で開催される本イベントは大いに賑わいました。会場に並ぶ6つのそばブースには、昼頃を中心に多くの方にお越しいただき、打ち立て、ゆでたてのお蕎麦を堪能していただきました。
▲大根おろしを混ぜたダシをぶっかけ、ねぎ、鰹節を添える、福井独自の「越前おろしそば」
歴代名人そば店は、名人の技を見ようと常に人だかり!
提供方法は「もりそば」で、他のイベントに無いメニューだったこともあり、大好評でした。
このように協力してくださる名人がいる我々は本当に幸せ者だと思います。
明日は同じブースで、福井県啓新高校による「高校生そば店」が開催されます。
▲お客様の前で妙技を披露する折笠名人(第15代名人)
また、そば打ち体験教室も予想を上回る好評で、台は常に予約で埋まっているような状況!
特に小さなお子様を連れて親子で参加してくださる方が多く、お子様たちも、普段はなかなか触れられないそばに親しむことが出来て、非常に楽しそうでした!
そして、14:15からは1日目のメインイベント、「日本蕎麦伝統技能(一本棒丸延し)保持者認定会」を開催!認定委員長は「蕎麦Web」の片山虎之介さんです。
まずは、片山さんから一本棒丸延しの特徴と認定会の概要について説明いただきました。
一本棒丸延しは、生地を麺棒に巻き付けた状態でのばすのが最大の特徴です。そうすることで、生地にストレスをかけずに仕上げることができるため、十割そばでも打ちやすく、出来上がった麺はもちもちした柔らかい食感になります。
今回の認定会の参加者は5名。うち3名は県外(関東地方)からお越しくださいました!
1名が2段(時間35分・1kg打ち)、残り4名が3級(時間40分・700g打ち)の受験です。
始めのうちは一般的なそば打ちと同じ。違うのは「延し」の段階です。
皆さん、生地にストレスをかけないよう、慎重に丸く伸ばしていきます・・・。
最後は包丁で切って終了!皆さんお疲れ様でした!
その後、打ったそばの食味審査も行われましたが、皆さん成績優秀で無事全員合格となりました。おめでとうございます。
このような取り組みを通じて、福井のそばの伝統文化を県民の皆さんに知っていただき、福井のそば文化の継承・発展につながることを期待しています。
さて、明日20日はついに第21回名人大会決勝大会の開幕です。時間は10:00より、場所は本日と同じ福井県産業会館1号館になります。
どなたが第21代の名人になるのか・・・。今からとても楽しみです!
選手の皆様におきましては、普段の実力を十二分に発揮し、最高のパフォーマンスが出来ることをお祈りしております。
それでは、明日、頑張ってください!